アムラとは

アムラとはトウダイグサ科の木の名前です。

学名:Phyllanthus emblica

アーマラキーとも呼ばれ、インド・インドシナ・台湾・中国南部の海抜1500メートル以上の
山の斜面に生えています。
アムラの木は高さ7~10メートルもあり、樹上部に黄緑色の実を数珠なりにつけます。
近年では実を採取することを目的とした高さの低い栽培種も多くなってきているようです。
インドでは国内全土で栽培され果実はもとより種や葉、木の幹や根すべてにおいて薬として利用
されています。
また、薬以外にもジャムやピクルスとしても食べられています。
収穫シーズンになるとアムラは生果でも売られてます。

アムラはインドの伝承医学アーユルヴェーダの三大果実(アムラ・ハリタキー・ビビター) のひとつ。
果実は梅の実に似ています。

アムラ果実の味は、甘味、酸味、苦味、刺激味、渋味に分類され、辛味以外は全て感じる事ができます。

「生命を活性化させ、活力を取り戻す」果実とされています。
アムラは看護師さん」ともいわれるほど万能とされ様々な症状に対して効果を発揮しています。
ヒンドゥー教においても健康のシンボルとして縁起のいい樹木と位置づけられています。
また、インドではアムラの加工食品がアーユルヴェーダ関連製品の1/3を占めるほど
ポピュラーな果実なのです。