アムラの有効成分

アムラには様々な栄養成分が豊富に含まれております。
代表的なものを上げていきますと・・・

ビタミンC

アムラ果実100gあたり約800mg以上含まれます。
これはレモンの10倍、オレンジの20倍以上ともいわれ、一般的にビタミンCは熱に弱いとされますが、
アムラ果実のビタミンCは熱に強いのが最大の特徴です。

ビタミンCは、 白血球の働きを強化するだけでなく、自らも体内で感染を除去します。
免疫力とは、体内に侵入するウィルスなどの病原体を排除しようとするシステムで、その主役が白血球です。
白血球の働きが強まれば、それだけ免疫力が高まります。
よく風邪を引いたときに、ビタミンCを多く摂取すると回復が早いと言われるのはその為です。
天然のビタミンCはガンのリスクや死亡率を低くする有効性が有るとされています。

ビタミンCは吸収されやすい成分ですが、使われないと排泄されます。
人間は体内でビタミンCを合成することは出来ませんので、食物等で摂取する必要があります。
動物実験では、壊血病を発症しない程度のビタミンCの欠乏で老化が進行し、
これをヒトに換算すると1日に2.5mgのビタミンCしか摂取しない期間が約3年間続くと老化が速く進行し、
死亡する人が出てくる可能性があると報告されています。

厚生労働省が推奨するビタミンCの一日摂取量は、成人男女ともに100mgです。
よく食品等に「レモン○個分のビタミンC」という表現がありますが、レモン1個当たりのビタミンCは20mgに換算されます。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成を促して強い歯茎や血管、骨や筋肉を作ります。
血管や皮膚を強化し、抗酸化や抗ストレス作用があります。
ビタミンCが不足するとコラーゲンの構造が弱くなるため毛細血管から出血し、歯肉炎や貧血、
全身倦怠感、脱力、食欲不振の症状が出てきます。
喫煙者は非喫煙者に比べてビタミンCの代謝回転が多いため推奨量より35mg多く摂取する必要があります。

 

ポリフェノール

アムラ果実100gあたり3000mg以上含まれます。これは赤ワインの約30倍相当に値します。
ポリフェノールの働きとしては活性酸素の除去、ヒアルロンサン・コラーゲンの保護にも役立つ成分です。
苦味の成分とされますが、アムラに含まれるポリフェノールは苦味が少ない上、
後味は甘みさえ感じられるのが特徴です。

ポリフェノールとはアントシアニンやカテキンなどの植物成分の総称で、ほとんどの植物に含有されており約5000種あると言われています。

光合成によって出来る植物の色素や苦味成分であり、細胞の生成、活性などを助ける働きを持っています。
1990年代に発表されたとある研究では、「西ヨーロッパでは赤ワインに多く含まれるポリフェノールを摂取する事により心臓疾患による死亡率が低い」という研究結果が発表され、日本でも一大「赤ワイン」ブームを引き起こした事は記憶に新しいところです。

 

ペクチン(食物繊維)

多くの野菜や果物に含まれる食物繊維でジャムを作るときに使われる成分のひとつでもあります。
ペクチンは整腸作用があり下痢や便秘を改善する働きがあります。
また、体内の脂肪を体外に排出する働きがあり、悪玉コレステロールを下げたり、
動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病にも効果があるといわれています。